昨日の大雨が嘘のような、青空が広がりました。
バラを心配していたのですが、満開手前だったためか、大きな被害は避けられて良かった…。
皆様のところはいかがでしたでしょうか?
テーブルコーディネート教室『食卓の美学セミナー』の今月のテーマは
「食卓とその周辺の色彩計画」です。
本日も生徒様のご紹介を兼ねて、
配色の4つの調和のとり方をご覧いただこうと思います。
淡いピンクと濃いピンク。
このような同じ色相で、トーン(色調)違いの色の組み合わせを、同系色調和と言います。
(こちらの方はプリザーブドフラワーの作品が、フラワードリーム2017IN東京ビックサイトに
入賞なさいました。おめでとうございます!)
ターコイズとオレンジの組み合わせ。
このように離れた色相同士の組み合わせを、色彩学では補色調和と言います。
他には赤と緑、ブルーと黄色など。
(こちらの方は国際的にご活躍のピアニスト!
先日の湯布院でのコンサートでは王会長がお聞きにいらっしゃったとか…すごい( ゚Д゚)!)
グレーと黄色の組み合わせ。無彩色(白・黒・グレー)との組み合わせを単色調和と言います。
ちょうどお召し物もワンピースに黒のカーディガンで単色調和でいらっしゃいますね。
グレーは実はあらゆる色と合う色。
どんな色もグレーと合わせることで洗練された印象になります。
夏用のライトグレー、冬用のチャコールグレーのボトムスは必携ですね。
(こちらの方は熊本からお越しのOLさん。
この若さで貴重な休日を”学び”にお使いになるとは、素晴らしい!)
左は黄緑と黄色で、類似色調和。
類似色調和は最近はやりの配色です。他にオレンジとピンク。ブルーと緑など。
右は濃い紫と薄い紫で、同系色調和。
誰にでも好まれる間違いのない配色。
グリーンの濃淡で”新緑”を、青の濃淡で”水”を表したりもできますね。
同系色調和と類似色調和は似ているので、注意。
この二つを的確に使い分けることが出来れば、色彩上級者です。
いかがでしたでしょうか?4つの調和のとり方、しっかり把握できましたか?
6月の『食卓の美学セミナー』では再び色紙をお渡しいたしますので、
忘れないようになさってくださいね。
生徒様以外の方も、いい配色だな…と感じたら、「何調和かな?」と考えてみてください。
それだけでとても良い、配色レッスンになりますよ。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。