肉体が滅んでも魂(ソウル)は不滅。私たちは輪廻転生を繰り返しながら経験を積み、精神を磨いています。転生回数は人によって異なりますが、多い人で数億回。まさに生と死のプロ中のプロというわけですね。(笑)
転生は人間的成長を促す活動であり、ひとつの人生で崩れてしまったバランスを、次の人生で再調整する機会として与えられます。
例えばある人生で「深く傷つく」という経験をしたなら、次の人生では「深く傷つける」という経験をしてバランスをとるわけです。被害者と加害者、どちらかだけ体験することはなく、どんな悪人に見える人であっても、お互いの精神的成長のために、たまたま今回悪人を演じてくれているに過ぎず、そう考えれば善悪のジャッジや他者を裁くことに意味はないことがわかります。
この経験と感情の補完システム、自動バランス制御装置のことを理解すれば、一見不公平にみえる様々な状況にも納得がいき、数限りない人生体験とその複雑さの論理的な説明になります。また事件事故の被害者の苦悩も和らぎ、長い間憎しみに翻弄されるということもなくなるのではないでしょうか?
人生には「偶然のチャンス」も「不慮の事故」も存在しません。あるのは「経験したい」という魂の意志だけなのです。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。