2016.10.7

10月のテーブルコーディネート教室をリポート。『和食のマナー』

ようやく爽やかな秋らしい日和に恵まれました。お洗濯ものも良く乾いて気持ちがいいです。

手の傷もだいぶ癒え、ハサミや移植ゴテも仕えそうなので、庭仕事出来るかな?

 

さて、エレアカのテーブルコーディネート教室『食卓の美学セミナー』の9月は和食のマナーがテーマでした。

本日はお教室の様子をリポートいたします。

レッスンはまずソファーのあるリビングでの講義から始まります。





お席は自由におかけいただいています。出欠をとりながら、すこし歓談しましたら、講義開始。

前半は日本料理の成り立ちや日本料理の形式、料亭・和食のレストランでのマナーなどをお話しいたしました。





後半はダイニングに移動して、テーブルコーディネートをご覧いただきます。

実はこの移動は眠気覚ましも兼ねています。講義を聞くだけではどうしても退屈してしまいますから。

テーブルコーディネートを前にすると、皆様お顔が輝きます。女性はやっぱり器が好きですもの!





和のテーブルコーディネートで気を付けていることは、折敷やお盆を使って、きちんとした印象にすること。

和食器は素材や色、形、深さがいろいろなので、折敷などを使わないと雑然とした食卓になってしまいます。

また洋のテーブルコーディネートにくらべ、空間を広く空け、すっきりとさせることも心がけていることの一つ。

和は何もないところに美を感じる美意識があります。プラスよりもマイナス、埋めるよりも空ける…

それでいて手抜きや不足を感じさせないこと。熟練が要求されますね。





今回は実際にテーブルについていただいて、和食をいただくときのシミュレーションをいたしました。

椅子の座り方、お手拭きの使い方、箸の持ち方、器の持ち方、器の蓋の開け方…など。

分かっているようで、いつも完全に出来ているかというとそうでもないことがわかります。

出来ていない点がわかれば、日々の食卓をマナーのトレーニングの場にすることが出来ますね。

 

先附に始まって、水菓子、甘味に終わる、日本料理の献立についてもお話しいたしました。

 

また上座、下座の確認やお酒のマナー、忌み箸についてもご確認いただきました。

家族の中や学生の時は上座や下座はあまり気にしなかったと思いますが、社会人になればそれでは通用しません。

自分の立場をわきまえるというのは、大人としてとても大切なこととなります。

お酒のマナーも同様で、楽しく飲めばいいというのは学生までと肝に銘じてくださいね。





忌み箸は人を不快にさせる悪いお箸の使い方のこと。

講師が悪い例を実際にしてお見せますので、確かに感じ悪いな…とお分かりいただける思います。

(わたくしも本当はしたくないけれど、生徒様のためなの!)

けれども人の様子を見るのは不快だけれど、自分もやっていることがある…というのが忌み箸。

毎日の生活から気を付けるようにしておかないと、人前でも習慣が出てしまいます。

 

二時間びっしりの和食のマナーのレッスンでした。

大人になるとなかなか間違いを指摘してくださるひともいないので、

自分で意識して改善していかなくてはなりせん。

でも人に注意されて…より、自ら目標をたてての方が身に着きやすいかもしれませんね!

 

ブログでも折に触れて、マナーをテーマにしたいと思います。お楽しみに。

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。