今月のテーブル花は投げ入れで活けています。“投げ入れ”とは乾山やフローラルフォームを使わずにシンプルに花器に活けること。支えがないので崩れやすいという難点はありますが、透明感溢れる仕上がりはティータイムのテーブルフラワーにぴったりです。
食器がスミレ柄、クロスがクリームイエローなので、お花も白~クリーム、少しだけポイントとして紫、イエローを加えています。
花屋さんでそろえたこれらに、庭のスイセンも加えて、春を待つ今の季節を愛おしむ、2月のテーブル花です。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。