2017.3.14

3月のおもてなし教室は『もてなされる側の心遣い』。

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陽射しは戻ったものの、少し肌寒い一日。

コートなしでお出かけできるのはもう少し先のよう…。

 

今週は『おもてなし教室』がありますので、今日はその準備をしています。

テーマは『もてなされる側の心遣い』





最近は家庭に招かれる機会が少ないので、ご自宅を訪問する時どのようにふるまったらよいか、

わからない…ということが多いようです。

 

約束より早めに着く方が良いのか、お土産はどのように渡すのか、スリッパの掃き方は、コートなどはどうしたらよいのか、どこに座ればいいのか、出されたお茶や飲む方が良いのか…など。

オフィスやレストランのマナーとは異なることも多いので注意が必要です。

知らずに失礼なことをしてしまい、相手を傷つけてしまうこともあるかもしれません。

 

「もてなし上手への道はもてなされ上手になることから!」

と母はよく申しておりましたが、確かにもてなされ上手な人は良く招かれるでしょうから、

自然ともてなしが上手になりそうですよね。

そのあたり生徒の皆様としっかりお勉強したいと思います。

 

さてお出しものの試作もしましたので、少しお目にかけますね。





3月は桜をテーマに和のおもてなしです。ちらし寿司を木型で扇面に抜き、

錦糸卵、シイタケの甘煮といくら、木の芽を飾りました。

小さな器にはフキとベーコンのおひたしを





こちらには松風焼き分葱の酢味噌和えを。

松風焼きはお節料理によく入れますが、我が家ではお弁当のおかずとして一年中作ります。

またこちらの分葱の酢味噌和えは柚子の風味がさわやかなので、

ネギが苦手な方にも、好まれることが多いです





お客様にお出しするときは、このように↑。

イタリアンのオードブル盛り合わせが好きなので、盛り付けに取り入れてみました。

ユキノシタの葉を敷くのがポイント。

本日お目にかけたお料理のほかに、温かい前菜とデザートをお出しするつもりです。

 

でも問題はレッスンとサービスの両立。

以前は母が生徒様にレッスンをして、わたくしはキッチンでお出しものの準備が出来ていましたが、

今は一人二役でしなければなりません…。

まあ、普通の家庭なら主婦一人のおもてなしは当たり前。

ちゃんとやりこなして見せるから、見ててね、ママ!

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。