連休最終日いかがお過ごしでしたか?
お天気も良く、暑くも寒くもない最高の行楽日和でしたので、楽しくお出かけになったのではないでしょうか?
わたくしはと言いますと、昨日、10月のCooking & Sweets のための試作としてお菓子作りをして、
せっかく傷の癒えかけた右手をまた痛めてしまいました。がっかり…。(>_<)
作っている最中は夢中なので気づかないのですが、夜に手が痛み出して朝になってもしびれているという。
お菓子作りって思いのほか手を酷使するのですね。日々のお料理では大丈夫だったのに…。
でも最高に美味しいモンブラン・タルトが出来ました。近々ご披露いたしますね。
さて本日は母、原田治子の話をしようと存じます。
丁度今日のような秋風の気持ちの良いころになると、お家中に靴音が響いたものです。
母の○○年秋冬コレクションのファッションショーの開幕です。
夏の間ににファッション雑誌を読みこみ、”その年の気分”(=流行)を抽出、
すでに持っているものに、新しい1~2点のアイテムを加えて、その年らしいファションをつくるのです。
母の秋の定番ファションは白のブラウスに紺やグレー、キャメルのスカート+ベルト、真珠のネックレス。
共布のジャケットやカーディガンをあわせて、コートを羽織ります。
それに靴やバッグ、スカーフ、ショール、手袋、ファー、ネックレスなどのアクセサリーを加えていきます。
ほとんど以前から持っているもので、新しく購入したものはほんの1~2点なのに、
組み合わせや、着こなしで旬な感じになるのですから、不思議です。
わたしくは幼い時から母のファッションショーの一番の観客。
『今度はあれ着て、これつけて。』とよくリクエストしたものです。
お教室をするようになって、母のクローゼットには少しずつハイブランドの品が仲間入りしましたが、
それ以前は全くブランド品は持っていませんでした。
当然娘の私も知識がなく、大学入学で上京し、皆の会話で初めて知ったありさま…。
『ビトンって何?』と言って驚かれたものでした。(“ルイ・ヴィトン”ことですよね。)
わたくしが小学校の低学年のこと。
母と並んで食器を洗っている時、母の手首に光る細い金のブレスレットを見て、何気なく尋ねました。
「ママ、それ本物?」
小さなお星さまのチャームがついたそれを、いつかほしいなと思っていたのです。母はこう答えました。
「ママがしていたら、本物になるのよ!」
夫をドイツ留学させ、子供たち二人を私立の学校に通わせながら、自分のものは
髪の毛を数本集めたぐらいに細い金のブレスレット、それすらもイミテーションだったのです。
でも幼い私はそんなことに頭が回らず、ただそのまま、
「そうか、ママがしてたら、本物になるんだ!すごいな~。」
と本気で思っただけでした。
いつも夫と子供優先で、自分のことは後回し…。
でも持ち前のセンスの良さや工夫で、誰にも決して自分をみじめに感じさせない母。
それは決して見栄や虚構ではなく、原田治子としての本物の生き方だったのではないでしょうか?
そんな母への神様からのご褒美だったのでしょう。
天国へは一番乗りに行って、
今は大好きなお洒落やお食事、旅行を存分に楽しんでいることでしょう。
にほんブログ村初めての方へ・・・コチラ↑クリックして頂くと、このブログの順位が上がります。
お客様はいったんブログランキングサイトへ飛びますが戻ってきてくださってもいいですし、
他のブロガー様の素敵なブログをご覧になることもお出来になります♪ ご協力よろしくお願いいたします。
(ひとつのブラウザからは一日一回しかカウントされません。PC一回、スマホ1回はOK!)◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
原田治子・エレガントライフアカデミー
http://www.elegantlifeacademy.com/
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇