あ・つ・い~!体感としては今日がこの夏一番暑かったのではないかしら?
朝は窓をあけて風を通すのが日課ですが、
今日は開けた方が暑いので、締め切ったままにしてしまいました。
皆様お具合いかがでしょうか?
ご多忙とは存じますが健康第一ですので、無理せずお過ごしくださいね。
さて、先日より『アロマテラピー』のお話しをさせていただいております。
本日は“どのようにして、精油の成分が心や体に効くのか”
ということを8月のエレアカガーデンをお目にかけながら、お話しさせていただきますね。
前の池の蓮の花。咲いているの見れました。岸から離れたところに咲いているので、
ポンという音はまだ聞けていません。
アロマテラピーのメカニズム
精油の成分は主に以下の三通りの経路で体内に取り込まれます。
①肺から、血管にはいり全身をめぐる。
②皮膚から、毛細血管・リンパ節にはいり全身を巡る。
③鼻から、直接大脳の辺縁系、視床下部に作用する。
まず①ですが、呼吸をとおして肺に届いた香りの成分は、血管を通り全身に運ばれます。
また精油の分子は極めて小さいため、入浴やマッサージなどによって、
皮膚を通して毛細血管に吸収され(経路②)、血流に乗り、30分から2時間で体内を巡り、
血液や脳、臓器で働いた後、3時間から8時間で尿、汗、呼吸などによって、
体外に排出されます。
大好きなトレニアの花。アフリカ原産で暑さに強い。背丈15センチほどの小さな花ですが、
この花に会えるなら、夏も耐えられる!と言うほど好き♡
そして近年注目を集めているのが、三番目の作用です。
実は五感(視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚)の中で、
唯一嗅覚だけが直接脳の内部(大脳辺縁系)に働きかけるといわれ、
鼻から吸入された香りの物質分子は粘膜を通るとき、嗅覚細胞を刺激し、
大脳辺縁系に電気信号が送られます。
この脳は記憶、感情、潜在意識をつかさどっており、
想い出のある香りを嗅ぐと関連する過去の出来事を今、体験しているかのように
つぶさに思いだしたり、その時の気分がありありと蘇ったりするのはそのためです。
大脳辺縁系はまた免疫系、各種ホルモンの分泌もつかさどり、
脳内分泌液(快感物質、脳内ホルモン:エンドルフィン、セロトニン、エンケファリンなど)
の製造を助け、血液中に分泌したこれら脳内ホルモンはイライラ、睡眠障害、
不安、うつ症状を改善させる他、痛みを和らげ、免疫の働きを良くし、
自然治癒力を高める効果があります。
このようにして精油がもつ様々に有効成分が、肉体面と精神面の療法に働きかけ、
健康へと導いてくれるというのが、アロマテラピーの特徴なのです。