そして、多くの方のご賛同と協力を得て、最も大掛かりなイベントとなったのは
国際交流チャリティー『響きあう食卓展』です。
1995年の第1回は、シーホークホテル&リゾート(現ヒルトン福岡シーホーク)の
大宴会場のこけら落としイベントとして開催されました。
国際交流チャリティーいうことで、福岡在住の海外出身の方々の作品を中心に、
36卓のテーブルコーディネートが並び、わずか一日の開催ながら、入場者数は4000名越え。
収益は『ユニバーシアード福岡大会組織委員会』へ寄付されました。
翌、1996年の第2回会場は、グランドハイアット・福岡のザ・グランドボールルーム。
男女平等、男性の家庭回帰をテーマに、福岡の各界で活躍中の男性の作品を中心に
41卓のテーブルコーディネートが出品され、
総入場者数は、最終的に2万人越えたといわれています。
収益は、フィリピンの強制移住地区で暮らす母子を支援する団体に寄付されました。
後援には九州通産局、福岡県、福岡市、福岡市教育委員会ほか、
九州の各新聞社、各テレビ局が名を連ね、協力として九州電力ほか、
九州の財界の中心組織が応援してくださったと申し上げれば、
その規模、注目度ががお分かりいただけるのではないでしようか。
そして、運営委員159名を束ね、約半年かけてプランを練り、
後援・協力を取り付け、チケット販売のルートを作り、会場ホテルと折衝し、
出展者に”魅せるテーブルコーディネート”の指導をする・・・
それが、運営委員長としての、原田治子の役目でした。
しかし同時期、母個人の仕事も最も充実し、毎月の自宅とホテルでの教室、
九州各地でのセミナー、講演、テレビ出演、ビデオ制作と
まさに、寝る間もないほどの多忙を極める中、
1997年、2月には食卓演出家・原田治子10周年記念の個展を開催、
『第3回響きあう食卓展』の準備に取り掛かりかけた5月、とうとう
心身にかかり続けたストレスが、母の体に大病を引き起こしたのでした・・・。
つづく・・・
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原田治子エレガントライフアカデミー
http://www.elegantlifeacademy.com/
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