ここ何日かは3月の『おもてなし教室』のテーマ、
もてなされる側の心遣いについてお話いたしております。
もてなしは準備や当日のサービスなど大変なエネルギーを要するもの。
お招きくださるということは好意を持ってくださっているということです。
けれどもどんな好意も受け取りっぱなしでは、持ち続けてもらえるかわかりません。
本日はおもてなしを受けた後のお礼状の書き方とリターンバンケットについてお話いたしますね。

宛名について
宛名は本文、封筒、葉書ともに、
相手が社会的に呼ばれている名称で書きます。
病院の医師、学校、お教室の講師などはすべて○○先生。
返信用封筒などで”○○行”になっている場合も、”○○先生”と直します。
宛先、リターンアドレス共に住所を書くときは郵便番号を必ず書くこと。
大切なマナーです。

切手は季節に合った美しいものを貼ってあると、心遣いに感激します。
郵便料金を確認することも忘れずに。
ステーショナリーについて
筆記用具は敬意を表すためにボールペンでなく、万年筆で。
字に自信がなくても、丁寧に書いてあることが見て取れれば、好感を持たれます。
筆ペンは乱暴な感じがすることがあるので注意。
綺麗な絵葉書やセンスの良いカード便箋、封筒は常に用意しておくと良いでしょう。

手紙文の書き方
“書き出しはさわやかに”を心がけます。
「うんざりするほど暑い日が続いておりますが…」ではなく、「蝉がにぎにぎしく鳴いています」、
「じめじめした天候がつづ紙ておりますが…」ではなく、「紫陽花が美しい季節になりました」など。
美しい情景やユーモアをプラスすることで、ニッコリしていただければ嬉しいですよね。
締めくくりは、相手への気持ちを込めて優しい感じに。
「どうぞご主人さまにもよろしくお伝えくださいませ。」(感謝)
「またお目にかかれますこと、心待ちにいたしております。」(好意)
「寒さの厳しき折、ご自愛くださいませ。」(思いやり)など
「一言お礼まで」は少し乱暴に響きます。
「一言お礼までしたためました。」と書きましょう。

便箋、封筒は必ず共のものを使いましょう。
リターンバンケット
リターンバンケットとはお招き返しのこと。
日本では社交上の必須マナーではありませんが、欧米では必ずしなければならないとされています。
招いてくださった相手を主賓として、一ヶ月後くらいに自宅にお招きするのが基本ですが、
「ハナミズキの花が美しい頃、ぜひお越しください。」というのも素敵です。
ティーに招かれたら、ティータイムに。
ディナーに招かれたら、ティーかランチに。
ランチで招かれたのに、ディナーでお返しは生意気に受け取られます。
ティーか、ランチにお招き返しましょう。

↑母の大切にした文箱。切込み細工の三段引き出しと、朱塗りの鎌倉彫のもの。
お礼状のマナーとリターンバンケットについていかがでしたでしょうか?
お招き返しはご家庭の都合で難しい場合もありますが、
感謝の気持ちを表すために、出来ればお礼のお葉書は出したいものですね。
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