2016.12.15

Xmasとマリア様 クリスマス物語①

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午前中はしとしと雨、お昼前後は太陽が出て、午後にはまたパラパラと…。

一日に三日分ぐらい詰め込まれた感じでした。

晴れた暖かい日、来ないかな?お庭仕事、したいんだけどな。

 

さて今日はクリスマス10日前、ご家族へのプレゼントはすでにご用意になさいましたか?

本日はXmasとマリア様についてお話ししたいと思います。



フラ・アンジェリコの『受胎告知』http://labo299.hatenablog.com/entry/2015/05/29/004648



さて今から2000年以上前のイスラエルでのこと。

心のとても綺麗な16歳の少女マリアが、神様への日の祈りを捧げていると、

大天使ガブリエルが現れこう言いました。

『祝福された方、マリア様、あなたは聖霊によって神の子を宿されるでしょう。』

マリアは大変驚きながらも、

『神様の思し召しのようになますように…』

といって受け入れます。

 

驚いたのは婚約者のヨゼフです。だんだん大きくなるマリアのお腹…。父親が自分でないことは確かです。

当時のイスラエルでは、不貞を働いた女性は石打ちの刑に処されることになっていました。

どうしたものかと苦悩しながら眠りにつくと、夢の中に天使が現れ言いました。

『マリア様のお腹の子供は聖霊の働きによるものです。どうかこのまま結婚して下さい。』

目覚めるとヨゼフの心には、マリアを娶る決心がついていました。

 

その頃イスラエルの民全員に、人口調査のため生まれたところに登録をしに行くようにお布令が出されていました。

ヨゼフも身重の妻をつれて、自分の生まれ故郷ベツレヘムに帰る旅をすることとなりました。



ブリューゲルの『ベツレヘムの人口調査』http://mini-post-uk.blogspot.jp/2010/12/blog-post_25.html



ところがベツレヘムに着くと宿屋に泊まるところがありません。

出生登録のため、国民みんなが旅行中で宿をとっていたからです。

マリアは長旅で疲れて切っています。

ヨゼフは何軒も宿屋を周りますが、どこも断られてしまいます。

悩んだ末、頼み込んでようやく宿屋の馬小屋で、世を明かすことになりましたが、

ああ、なんということでしょう?

その馬小屋でマリアは神の子イエズス・キリストを産むことになるのです!





16歳の少女の初産。旅先でなかったら自分の母や親類の女性の手助けが得られたでしょうに、

手伝ってくれるのは年の離れた夫ただ一人。

しかも不衛生極まりない馬小屋で、神の子を産むなんて…。

心細いし、寒いし、辛いし、痛いし、恥ずかしいし、神様にも子供にも申し訳ないし…。(/_;)

マリア様、可哀想~!!

 

わたくしだったら、『こんなの聞いてない~!』と泣き叫ぶのではないかしら?

『マリア様、どんなにお辛かったことでしょう…』とわたくしが言いますと、母は笑いながら言いました。

『でも、それ以上の喜びがあったのではないかしら?』

 

…母は結婚前、手術後の傷がふさがらず、足掛け4年の闘病をしていました。

帝王切開となれば、また長い入院生活になるかも知れず、出産にまったく不安がないわけではなかったでしょう。

でも母の言葉で“それ以上の喜び”と共に、産んでくれたのだと知り、

有難くて胸がいっぱいになったのでした。…数年前のXmasのこと。

 

2000年前のマリア様と私の母のこと、ごっちゃに書いてゴメンナサイ。

でも皆様もXmasまでの数日間うちの一日を、

あらゆる不安や苦痛を超える”喜びと共に”産んでくださったお母様に

想いを馳せ、感謝する日にしてみてはいかがでしょうか?

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。