2015.12.1

Xmasリースの意味。自作のリースで風邪予防?

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12月に入りました。

「秋が好き♡」とのんびり紅葉を楽しんでいた私も、Xmasモードに突入です。

まずお肉屋さんに丸鶏を注文。インテリアをチェンジして、

お花屋さんには、リースやアレンジメントの使うモミヒバスギなどの枝ものを注文します。

そんな準備の期間もXmasの楽しみですよね。

さてクリスマスリースにどのような意味があるか、ご存知でしょうか?

本日は昨年の生徒作品をお目にかけながら、お話しさせていただきます。

 

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タータンチェックの太リボンが印象的。他の飾りはシナモンと松ぼっくりでシンプルに。

 

リースの円環状の形は永遠を表しています。キリスト教以前には太陽の意味もあったとか。

ドーナツ状の形で福を通して、災いを跳ね返す意味もあります。

またなぜ、モミやヒバなどの針葉樹の枝を用いるのかというと、

冬に葉を落とさない、これらのことを英語圏では「エバーグリーン」と呼び、

やはり永遠を意味するから。

 

 

 

白地のゴールドの柄のリボンがハイセンス。ゴールドのポインセチアのコサージュもお洒落です。

 

また、薬が今のように手に入れやすいものではなかった時代、

ヨーロッパでは、これらの幹や枝の樹液に含まれる強い殺菌効果成分(フィトンチッド)で、

冬に流行する様々な病気から、家族を守るために玄関ドアにはリース、

窓枠にはガーランドを吊るすということをしていました。

健康祈願というより、病気予防の意味があったのですね。

確かにリースを制作していると、木の香りがとても気持ちよくて、

体も心も元気になる気がします。

 

 

 

生成りのリボンに、リンゴとシナモンで自然な感じに。

リボン下のビックコーンもナチュラル感を強調しています。

 

さて今年も12月のフラワーアレンジメント教室『おもてなしのテーブル花』では

生のモミやヒバを使用して、Xmasリースを制作します。

デコレーションは、好みのものを選べるのでご自分だけのオリジナルが作れます。

12月初めに制作しても、25日まで十分楽しめますよ。

一回だけの特別レッスンも2名よりできますので、ご興味のある方はご連絡ください。

 

お問い合わせはコチラから。

 

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。