12月に入りました。
「秋が好き♡」とのんびり紅葉を楽しんでいた私も、Xmasモードに突入です。
まずお肉屋さんに丸鶏を注文。インテリアをチェンジして、
お花屋さんには、リースやアレンジメントの使うモミやヒバ、スギなどの枝ものを注文します。
そんな準備の期間もXmasの楽しみですよね。
さてクリスマスリースにどのような意味があるか、ご存知でしょうか?
本日は昨年の生徒作品をお目にかけながら、お話しさせていただきます。
タータンチェックの太リボンが印象的。他の飾りはシナモンと松ぼっくりでシンプルに。
リースの円環状の形は永遠を表しています。キリスト教以前には太陽の意味もあったとか。
ドーナツ状の形で福を通して、災いを跳ね返す意味もあります。
またなぜ、モミやヒバなどの針葉樹の枝を用いるのかというと、
冬に葉を落とさない、これらのことを英語圏では「エバーグリーン」と呼び、
やはり永遠を意味するから。
白地のゴールドの柄のリボンがハイセンス。ゴールドのポインセチアのコサージュもお洒落です。
また、薬が今のように手に入れやすいものではなかった時代、
ヨーロッパでは、これらの幹や枝の樹液に含まれる強い殺菌効果成分(フィトンチッド)で、
冬に流行する様々な病気から、家族を守るために玄関ドアにはリース、
窓枠にはガーランドを吊るすということをしていました。
健康祈願というより、病気予防の意味があったのですね。
確かにリースを制作していると、木の香りがとても気持ちよくて、
体も心も元気になる気がします。
生成りのリボンに、リンゴとシナモンで自然な感じに。
リボン下のビックコーンもナチュラル感を強調しています。
さて今年も12月のフラワーアレンジメント教室『おもてなしのテーブル花』では
生のモミやヒバを使用して、Xmasリースを制作します。
デコレーションは、好みのものを選べるのでご自分だけのオリジナルが作れます。
12月初めに制作しても、25日まで十分楽しめますよ。
一回だけの特別レッスンも2名よりできますので、ご興味のある方はご連絡ください。
お問い合わせはコチラから。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。